【岩手支局】ヤマブドウ2ヘクタールを栽培する洋野町大野の下川原重雄さん(67)は、病虫害を防ぐため園地内の草刈りを小まめに行い、雄樹の近くに雌樹を植樹することで収量を増やし、昨年は15トンを出荷した。葛巻系や大野系など10種類を栽培。主にワイン用として出荷している。雄樹の10メートル以内で雌樹の栽培を心掛けている。「収量を増やすには、雄樹を植える間隔が重要。雄樹の隣は結実が良い」と話す。雄樹は年々増やしているという。下川原さんは「現在は全体の本数の3割ほどが雄樹。雄樹の本数に比例して収量も増えている」と話す。
〈写真:「収量を増やしたい」と今年植樹した雄樹を見守る下川原さん〉