茶産地として800年の歴史がある京都府和束町で、「やぶきた」2ヘクタールを中心に茶3ヘクタールを栽培する京都おぶぶ茶苑(喜多章浩代表、45歳)は、輸出やインバウンド(訪日外国人)の体験受け入れに力を入れてきた。新型コロナの影響で、3~5月の売り上げは、例年比50%減に。その対策として「茶畑オーナー制度の強化」と「オンライン化」を加速。国内外にいる茶畑オーナーやメールマガジン登録者約2万人に、お茶のおいしい入れ方などの動画を発信する。旅行会社と連携して、9月には観光・体験を疑似体験できるオンラインツアーを開始する。
(1面)
〈写真:雨粒が時折落ちる中、参加者らと共に茶摘みを楽しむ代表の喜多さん(中央)。一日の大半を畑作業に費やす 〉