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食料自給率は微増38% 11年ぶり上昇も低迷続く(2面・総合)【2020年8月2週号】

 農林水産省は5日、2019年度のカロリーベース(供給熱量)の食料自給率が前年度より1ポイント上がり、38%になったと公表した。サンマやサバなど魚介類の不漁に加え、米消費が減少したものの、小麦の単収増加などが寄与した。前年度を上回ったのは08年度以来11年ぶりとなったが、依然として低水準が続く。生産額ベースの自給率は66%で、前年並みにとどまった。政府は、新たな食料・農業・農村基本計画で、カロリーベース自給率を30年度までに45%に高める目標を掲げており、生産基盤の強化による国産農産物の生産力増強に加え、消費拡大を着実に推進していくことが求められる。

(2面・総合)