ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

コロナ禍で滞る農産物さばく 農家支える地域商社【8月2週号 島根県】

200812_4.jpg

 【島根支局】津和野町は地域振興の一環として、町の地域おこし協力隊などをまとめる株式会社FoundingBase(ファウンディングベース)と連携し、2019年4月に「地域商社まるごと津和野」を設立。都市部で町のPRイベントやマルシェを開催するほか、オンラインショップ「まるごと津和野ストア」を開設している。同ストアで農家から野菜などを仕入れ、購入者へ発送する上田裕貴さん(27)は「もっと津和野に興味を持ってもらいたい」と話す。コロナ禍で滞っていた農産物がオンラインショップでさばけたことで出品者が増加。今では約30戸が地元特産品を提供し、注文は多い月で約100件あるという。販路を広げる一助となり、今後の効果的な地域活性につながるか期待されている。

〈写真:「おいしいものを作る津和野町の農家を応援したい」と上田さん〉