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トウガラシ臭でクマ撃退 柵に使える木製杭開発【8月1週号 秋田県】

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 【秋田支局】横手市山内土渕の木材加工会社「ウッディさんない」は、県立大学木材高度加工研究所と作業を分担し、クマを寄せ付けない木製の杭〈くい〉を開発した。杭は杉の間伐材の丸太で、長さ1.5メートルから2メートル。トウガラシに含まれる成分「カプサイシン」などの混合液を染み込ませた木栓が埋め込まれている。クマは嗅覚に優れ、学習能力が高いため、嫌いなにおいがすることを覚えて近寄らなくなる。

〈写真:間伐材を利用した杭を持つ熊谷顧問(右)と高橋専務。液を染み込ませた木栓が埋め込まれている〉