【岩手支局】6ヘクタールの園地で20品種ほどのリンゴを栽培する奥州市江刺愛宕の髙橋学さん(52)は、従業員の作業の安全と効率化を考慮して高所作業機を導入した。昨年は音楽の演奏とリンゴの試食販売をセットしたイベントを開催。適期作業による良質なリンゴ生産と、「自分にしかできないPRや経営」に奮闘する。剪定や摘果の作業は今まで脚立を使っていたが、今年から高所作業機を導入した。「労力の軽減やけがの予防になった」と話す。機械の導入は作業の効率化にもつながっているという。昨年10月には地元のホールを会場に「駒込果樹園収穫祭2019」を開催した。ホールの中のバンド演奏で、髙橋さんはギターの腕前を披露した。屋外では自家産果樹の試食販売会。「自家産リンゴのPRになった」と話す。
〈写真上:「機械の導入は『手抜き』ではなく『楽』をするため。おいしいリンゴを作り続けたい」と髙橋さん〉
〈写真下:高所作業機は軽トラックの荷台に載せて移動〉