【岩手支局】一関市舞川の「金山棚田」の美しい景観を残そうと、市内の若者で構成する「いちのせきシェア農園」(代表・櫻井陽さん=28歳)がこのほど田植えを行った。棚田は所有者の金山孝喜さん(82)が守ってきたが、高齢のため本年度の作付けを断念。地域おこし協力隊として棚田で農作業を経験した櫻井さんが、「棚田の景色が無くなることに危機感を持った。まずは1年やってみようと思った」と作付けを決意した。
〈写真:市内外から親子連れなど45人が参加。金山さんら地元の農家に教わりながら、50枚の水田(延べ25アール)に「ひとめぼれ」やパエリアの材料となるボンバ米を手植えした〉