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有機茶の魅力発信 農法伝授、販売店向けツアーも【静岡県 6月4週号】

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 【静岡支局】藤枝市滝沢の「有限会社人と農・自然をつなぐ会」は、家族経営で茶の有機農業を44年間実践している。農法や思いを広く伝え引き継いでもらうため、研修生を受け入れ、個人や販売店向けの園地ツアーなどを実施。市内2カ所目となる農家民宿も経営し、茶の魅力を語り合う場を設けている。栽培面積は、耕作放棄地約2ヘクタール分を改植するなど、現在では6.5ヘクタールまで拡大。栽培、加工、販売に一貫して取り組む。「新型コロナウイルスがまん延したことで、自分に何ができるか考えました」と同社代表取締役の杵塚一起さん(32)。「お茶を購入したお客さまから感謝の手紙が届き、この時期だからこそ支えられていると実感できました」と話す。

〈写真:左から姉の民子さん(38)、一起さんの妻・佳苗さん(32)、一起さん、住み込みで3年目の研修を受けるギャビン・マックファーレンさん(26)〉