ネギ1ヘクタールなどを栽培する千葉県柏市布施の後藤貴一さん(33)は、昨年10月の台風19号で作付け圃場が冠水したが、排水後に酸素供給剤の施用と殺菌剤による防除、液肥散布の三つの対策を組み合わせて生育を回復させた。周囲のネギ農家が収穫皆無となる中で、春収穫では想定していた収量の3分の2以上を確保。品質はA品率9割と高かった。今後の大雨に備え、作付け計画の改善や排水対策の徹底などに取り組んでいる。
(7面・営農技術)
〈写真:遊水地内の圃場で後藤さん。背後に見える土手の高さまで冠水した〉
ネギ1ヘクタールなどを栽培する千葉県柏市布施の後藤貴一さん(33)は、昨年10月の台風19号で作付け圃場が冠水したが、排水後に酸素供給剤の施用と殺菌剤による防除、液肥散布の三つの対策を組み合わせて生育を回復させた。周囲のネギ農家が収穫皆無となる中で、春収穫では想定していた収量の3分の2以上を確保。品質はA品率9割と高かった。今後の大雨に備え、作付け計画の改善や排水対策の徹底などに取り組んでいる。