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社会貢献と連動する野菜生産 幅広い農を実践【奈良県 6月3週号】

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 【奈良支局】「農から始まる新たなつながりを大切にしたい」と話す奈良市の農業法人株式会社ゲミューゼ代表を務める島田優(しまだ まさる)さん(25)。共同経営者である藤井宏次(ふじい ひろつぐ)さん(25)、従業員らとともに、農作物生産を柱に、遊休農地解消活動、食品加工、直売、農福連携、食農教育、農業体験提供と意欲的に取り組んでいる。島田さんと藤井さんは、近畿大学農学部在学中に学生農業団体を立ち上げた。「大学のときにトマト農家と知り合い、その人が作ったトマトのおいしさにほれ込んだ」と島田さん。農作物生産のほか社会貢献を含めた幅広い農を実践したいと考え、卒業を控えた2017年2月に法人化し、トマト栽培を始めた。

〈写真:藤井さん(手前)と島田さん。「これからも夢を追い続けていきたい」と話す〉