【秋田支局】大仙市の於園共同農場(佐藤秋弘会長=67歳、構成員13人、水稲52ヘクタール)では、使わなくなった田植機を乗用散布機に改造し、湛水(たんすい)直播で水稲「ゆみあずさ」を作付けする。散布機は、田植機の植え付け部を取り外し、動力散布機と作業者用の座席を取り付けた。運転者と作業者が背中合わせで乗って使用する。作業部が昇降するので、作業者の乗り降りが楽だという。同農場の茂木久志副会長(54)は「この乗用散布機は農場では二十数年もの間、防除や追肥に活躍している名物農機具。2代目の現機はディーゼルで、作業速度は大幅に向上している」と話す。
〈写真:乗用散布機を利用して作業を効率化する〉