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薬剤散布にドローン活用 GNSS登録で自動作業【鹿児島県 6月3週号】

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 【鹿児島支局】日置市吹上町入来でサツマイモ6.5ヘクタールなどを栽培する松元裕介さん(39)は、サツマイモの薬剤散布に小型無人機(ドローン)を導入し、作業の効率化を実現した。昨年、「かんしょ農業機械等リース緊急支援事業」を活用し、ドローンの購入と免許を取得。長いホースを手で引きながら歩いて散布する作業がなくなり、大がかりな準備も必要なくなった。「準備に時間がかからなくなったので、適期に薬をかけることができるようになりました」と話す。圃場はGNSS(全球測位衛星システム)に登録し、薬剤をセットしておくことで、プログラムに従って自動で散布できる。「天候によって薬をかける高さや、スピード、薬剤の量を簡単に設定できるところも便利です」。手作業だと同じ箇所に何度も薬剤散布してしまうことがあったが、その問題も解決されたという。

〈写真:サツマイモの圃場で薬剤散布の準備をする松元さん〉