【山梨支局】新型コロナウイルス感染拡大による非常事態宣言が解除され、サクランボの収穫期を迎えた南アルプス市。観光園を営む農家や同市観光協会は手探りで「新しい生活様式」による観光園の運営を模索している。同市百々でサクランボとモモの観光園を経営する西村農園の園主・清水忠彦さん(45)は「観光園を中止すると経営にも影響が大きいし、その分をJAに出荷すれば、元々JAに出荷していた農家の価格を下げてしまうことになる。5月末の現段階では対策をして営業できるよう準備している」と話す。
〈写真:「観光園はお客さんの顔が直接見えるのがいいところ」と清水さん。5月末現在の予約は例年の3分の1程度という〉