個人経営のレストランなどに販路を絞り、西洋種を中心に年間100種類以上の野菜を生産・出荷する長野県安曇野市堀金三田の信州ゆめクジラ農園(三吉雅子代表、47歳)。地域の高齢農家などに生産への協力を呼び掛け、現在20戸以上が参画する。各農家の経営や体力などに合わせて栽培を委託することで、営農意欲を促し、地域農業の維持に貢献する。新型コロナウイルスの感染拡大による取引先の休業などが影響し、出荷数は一時的に大きく落ち込んだが、シェフの協力による個人への直販なども手掛け、困難の克服に懸命だ。
(1面)
〈写真:代表の三吉さん(前列中央)と生産者の皆さん〉