「収入保険の保険金を受け取り、経営が守られていると実感した」と話すのは、青森県つがる市牛潟町で水稲や野菜の複合経営を営む鳴海晋さん(57)。高温など天候不順による収穫量の減少のほか、価格も低下したことで、平年より3割ほど収入が減少した。2019年1月から保険期間が始まった収入保険制度導入1年目の保険金の支払いは、災害多発などを背景とし、加入者からの保険料全体を大きく上回る額が支払われる見通しだ。収入保険は、つなぎ資金や保険金等支払いによって全国の加入者の経営を力強く支えている。
(3面・収入保険)
〈写真:息子が後を継ぐ予定だという鳴海さん夫妻〉