水稲の等級低下を引き起こす斑点米カメムシ防除では、侵入源となる畦畔〈けいはん〉のイネ科雑草の計画的な管理が重要だ。畦畔の草刈りを地際ではなく高さ10センチ程度にする「高刈り」は、広葉雑草を温存して陰をつくり、イネ科雑草の発生を抑える。また、畦畔にハーブなどを植栽して雑草発生を抑える取り組みもあり、殺虫剤など薬剤の削減に効果を示している。畦畔の植生管理は、害虫を捕食する天敵の温存や草刈り労力の軽減にも効果が確認されている。
(9面・営農技術)
水稲の等級低下を引き起こす斑点米カメムシ防除では、侵入源となる畦畔〈けいはん〉のイネ科雑草の計画的な管理が重要だ。畦畔の草刈りを地際ではなく高さ10センチ程度にする「高刈り」は、広葉雑草を温存して陰をつくり、イネ科雑草の発生を抑える。また、畦畔にハーブなどを植栽して雑草発生を抑える取り組みもあり、殺虫剤など薬剤の削減に効果を示している。畦畔の植生管理は、害虫を捕食する天敵の温存や草刈り労力の軽減にも効果が確認されている。