ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

消費者との接点重視 喫茶文化と「雲仙茶」ブランドの定着へ ―― 長田篤史さん(長崎県雲仙市)(3面・ビジネス)【2020年5月2週号】

200513_3.jpg

 長崎県雲仙市で「やぶきた」1.5ヘクタールなど茶9品種を5ヘクタールで栽培する、長田製茶代表の長田篤史さん(42)は、自社で製品化できる強みを生かしてブランド「雲仙茶」を展開。地域のスーパーなどで定期的な試飲販売に携わるほか、活動の拠点として日本茶カフェ「ぽっぽや茶葉」の経営など、消費者と顔を合わせる販売経路を多く確立している。茶の消費減少と価格低迷によって産地の存続危機がより強まっている中で、「産地と喫茶文化両方を失わないために、"急須で入れるお茶の価値"を、改めて定着させたい」と話す。

(3面・ビジネス)

〈写真:茶摘み直前の被覆するタイミングを計る長田さん〉