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"五輪認定"の有機米 味と品質に自信【岩手県 5月2週号】

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 【岩手支局】米の有機栽培に取り組む雫石町御明神の滝沢藤七〈たきさわ・とうしち〉さん(64)と息子の利納武〈としのぶ〉さん(33)。2019年には、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の農産物調達基準を満たす認証を受けた。合計20ヘクタールの圃場で主に「ひとめぼれ」を栽培。そのうち、山間にある5ヘクタールの圃場では、農薬や化学肥料などを使わず、家畜用の薬剤などの混入を防ぐため、堆肥も使用していない。11年には米の有機JAS認証を受けた。「山間にある圃場のため、よそからの農薬飛散などがなく、有機栽培ができる環境が整っている」と藤七さん。「一般的な栽培方法と比べて収量は低いが、味と品質には自信がある」と笑顔を見せる。

〈写真:「安全・安心な米作りを通して、岩手から東京五輪を支えたい」と藤七さん(左)と利納武さん〉