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トウガラシ 多彩な用途、商品開発に弾み【広島県 5月1週号】

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 【広島支局】トウガラシ栽培に励む庄原市東城町の吉岡紘さん(39)は、「吉岡香辛料研究所」の代表を務め、「激辛トウガラシ」で地域の活性化を目指している。現在、77.9アールの農地で「鷹の爪」や「ハバネロ」「ジョロキア」など8種類のトウガラシを栽培。収穫したトウガラシを乾燥し、一味唐辛子に加工。道の駅や地元の商店で販売するほか、全国各地の業者からも注文を受ける。加工しないで茎についたままのトウガラシを園芸用として販売したり、他業種の企業から声がかかりオリーブオイルや魚介とコラボレーションしたりと、新商品の開発を進めている。「食用だけではなく、防虫剤、獣害対策への活用も期待できる」と吉岡さん。

〈写真:乾燥したトウガラシを粉に加工する吉岡さん。粉末が肌に触れないようマスクと手袋をして作業する〉