【青森支局】弘前市五代の福士章逸さん(68歳、水稲420アール)は、釣りざおを利用して製作した器具を散布機に取り付け、2人一組で行っていた水稲の薬剤散布が1人でできるようになった。福士さんが考案した散布機のアタッチメントは、釣りざおに針金で作った輪を取り付け、散布用のビニールホースを通すというもの。ビニールは散布機の噴射口につなぎ、釣りざおは噴射口のパイプにくくり付ける。最長10メートルほどまで伸び、10アール当たり5分かからないで作業を終えられるという。
〈写真:釣りざおを利用して自作したアタッチメントを取り付けた薬剤散布機と福士さん〉