【埼玉支局】北本市でネギやジャガイモ、サツマイモなどを栽培する荒井利夫さん(60)は、生育初期のネギなどの土寄せ作業を効率化する器具「つちよせくん」を開発した。後ろに引いて歩くだけで、ハの字に取り付けられた車輪が土をかき上げ、均等に土寄せできる。車輪の角度や幅の調節が簡単にでき、キャベツやブロッコリー、レタスなどにも応用可能だ。作業効率は非常に高く、ネギ畑10アールで三角鎌を使い1日かかる作業が、つちよせくんを使うと1時間程度でできる。
〈写真:「つちよせくん」で作業する荒井さん。「労力がかからず扱いやすいので、女性にもお薦め」〉