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日高昆布を黒毛和牛の飼料に 全国区になった「こぶ黒」【北海道 4月2週号】

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 【北海道支局】新ひだか町三石川上地区の株式会社まつもと牧場では、地元名産の日高昆布を飼料に配合して育てたオリジナルの黒毛和牛ブランド「こぶ黒」を生産している。2019年に商標を取得したこぶ黒は、「昆布」と「黒毛」からネーミングした。日高昆布の切れ端を粉砕して飼料に混ぜ、生後10カ月くらいから与え、肥育の仕上げ期には道産もち米粉も飼料に添加。日高昆布は赤身のうま味を増し、もち米粉は脂の融点を下げるため、口の中でスッと溶け甘味をより感じる。味の良さで評判となり、商品の一つ「こぶ黒ハンバーグ」は17年に、「黒毛農家が作った和牛丼」は18年に北海道ハイグレード食品セレクションを受賞した。

〈写真:こぶ黒ハンバーグ〉