人手不足が深刻化する中、農作業受託を収益性がある事業として展開する千葉県富津市の株式会社百姓王。若手を中心に野菜作や稲作などの専業農家29人で活動する。3市で水稲約50ヘクタールの収穫など機械作業に加え、台風で被災したハウスの再建など地元の課題に柔軟に対応。営農継続を支える。メンバーは、作業賃が副収入となるだけでなく、法人所有のトラクターなどは共同利用し、投資の抑制や農機操作の上達など各自の利点にもつなげている。
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〈写真:収穫作業に働く百姓王のメンバー。前列左がCEO(最高経営責任者)の森田泰彰さん〉