農林水産省は3月26日、2020年産米などの都道府県別の作付け意向(第1回、2月末現在)を発表した。
主食用米では主産地を中心に8割強の41都道府県が19年産並みの見込みとなった。減少傾向は6府県にとどまり、増加傾向はなかった。同省では、20年産主食用米の適正生産量を708万~717万トンに設定。作況指数99となった19年産の生産量(726万トン)と比べて9万~20万トン減らす必要がある。飼料用米など戦略作物への転換を進めなければ主食用米の需給が緩む恐れがあり、需要に応じた生産への取り組み強化が急務となる。
(2面・総合)