【香川支局】イノシシのくくりわなを自作する観音寺市粟井町の豊澤芳雄さん(67)は、「費用は3分の1に抑えることができました。設置の負担が軽減されて、捕獲数は上昇しています」と話す。わな猟の免許を取得した3年前は、既製品を使って狩猟をしていた。購入すると1万円ほどの費用がかかるため、2018年から既製品をまねて作り始めた。ワイヤやバネは専用のメーカーに注文し、ネジなどは購入、そのほかの部品は自作する。捕獲数は、既製品を使用した初年度は25頭だったが、本年度は40頭に増えた。
〈写真:自作したくくりわなを手に「イノシシの習性を考え、改良を重ねています」と豊澤さん〉