農林水産省では、3月下旬をめどとした新たな「獣医療を提供する体制の整備を図るための基本方針」策定に向け、現在、詰めの検討を行っている。NOSAIの家畜診療所は、43道府県に223カ所あり、1700人を超える獣医師が年間の家畜診療事故約230万件のうち約7割の150万件を診療し、産業動物獣医療の大部分を担う重要な存在だ。損害防止だけでなく、家畜衛生防疫、産業動物獣医師の養成などの役割も果たし、畜産業に大きく貢献している。家畜診療所の役割について共子さんが済太郎くんに聞いた。
(5面・農業保険)
〈写真:獣医学生(左)の臨床実習を受け入れるNOSAI東北〉