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かんきつ:省力経営は環境整備から 斜面を開墾し4ヘクタール超の1枚畑に ―― コーラルフルーツ農場(高知県南国市)(1面)【2020年3月1週号】

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 「良品生産の実現は、適地適作と環境整備がウエートの7割を占める」と話す、コーラルフルーツ農場代表の岡雅司さん(58)は高知県南国市を本拠に、県内三つの地域で温州ミカンをはじめ、中晩かん3品種を栽培する。大月町の農場は平たんな1枚畑に整備し、4.3ヘクタールで「日南1号」「興津早生〈おきつわせ〉」を中心に温州ミカン1万本を作付ける。圃場内は20メートルおきに幅3メートルの道を整備し、防除や収穫の際に作業車を乗り入れられるようにした。全ての圃場を同じつくりにすることで効率を高め、通常の管理は息子の翔太郎さん(26)と2人でこなしている。

(1面)

〈写真:「小夏」の出来を確認する岡雅司さん(左)と息子の翔太郎さん。「暖冬の影響で、例年よりも成長が早い」〉