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中山間地の利点生かしレンコン栽培に挑戦【岩手県 3月1週号】

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 【岩手支局】「里山の景観を残しつつ、自然や生き物と共存した農業をしたい」と話すのは、花巻市東和町上浮田の「里山耕暮〈さとやまこうぼ〉」の佐々木哲哉さん(46)。農業では条件が不利な中山間地でも、可能性を模索し、農薬を使わない水稲栽培に加え、岩手では珍しいレンコン栽培に挑戦している。佐々木さんは「収穫期まで水を切らさず、冷たい水を入れないように副水路を設けて、日頃から水の管理に気を配っている。里山からにじみ出した水を引き込めるのが中山間地ならではの利点」と話す。

〈写真:「専用のくわで傷つけないように、1本ずつ手で掘っている」と佐々木さん〉