NOSAI協会(全国農業共済協会、髙橋博会長)は18日、東京都内で「2019年度農業共済新聞全国研修集会」を開き、NOSAI団体の役職員ら約100人が参加した。自然災害の頻発などを踏まえ、農業共済新聞をフルに活用して幅広い農業者に農業保険制度への理解を促すとともに、経営や暮らしに役立つ情報を発信・伝達し、より深い信頼関係の構築を目指すことなどを確認した。
研修集会では、農林水産省の末松広行農林水産事務次官が「農政の課題と政策展開について」と題して講演した=写真。国内の農産物市場は人口減少や高齢化に伴い減少が見込まれる一方、世界の市場は拡大が予想されると説明。農林水産業の国際競争力を強化し、輸出産業への成長を目指した強い農林水産業の構築を急ぐ方針を強調した。
(2面・総合)
〈写真:講演した末松広行農林水産事務次官〉