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ゲノム解析を活用 牛群の生産性向上【福井県 2月4週号】

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 【福井支局】「学生時代にゲノム解析を用いる研究に関わっていました」と話すのは、勝山市平泉寺町の合同会社南牧場・代表社員の南一輝さん(33)。遺伝的能力評価にゲノム解析を活用し、乳用牛42頭を効率良く飼養している。ゲノム解析には1頭当たり2万~3万円の費用がかかるが、作業は簡単で専用の器具で採材した組織を検査機関へ郵送するだけ。遺伝的能力を知ることで、後継牛を選別しやすいほか、疾病リスクの高い牛は飼料を気にかけることで疾病予防にもつながるなど利点がある。

〈写真:ゲノム解析の検査に使う専用器具を説明する南さん〉