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有害鳥獣を地域資源に 廃棄物活用の革製品販売【島根県 2月3週号】

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 【島根支局】地元の婦人会が中心となり、廃棄されていたイノシシの皮を使った革製品を製造・販売する美郷町吾郷地区の青空クラフト(安田兼子代表=74歳、メンバー10人)。町内で年間700頭から800頭のイノシシが捕獲され、肉は食肉などに加工するが皮は捨てられてきた。地域全体で獣害対策が進む中、立ち上がったのは地域の女性たちだった。イノシシ皮は、同町でイノシシの精肉や缶詰などの加工販売を行う「株式会社おおち山くじら」から融通してもらい、東京の加工会社でなめし処理したものを使用する。

〈写真:小物類は長く使い込むほどつやが増すという〉