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コスト抑え雇用を維持 冬季の収入確保にハウス無加温栽培【新潟県 2月3週号】

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 【新潟支局】例年3メートルの雪が積もる豪雪地域で冬期間の仕事を確保するため、10年ほど前からハウス栽培に取り組む十日町市仁田の「株式会社たちばな」。無加温でホウレンソウと味美菜〈あじみな〉を栽培し、社員の雇用を守っている。「通常1カ月ほどで出荷できますが、無加温なので収穫までに2カ月かかります。収益が多く見込めるわけではありません」と話すのは、同社代表取締役の田中茂夫さん(71)。今シーズンはトンネルをかけ、低温時の霜対策をしてきた。今年は例年より気温が高いため、霜が降りることが無く順調に生育している。

〈写真:チンゲンサイとコマツナの性質を併せ持つ味美菜〉