【栃木支局】鹿沼市下粕尾の大森輝男さん(76)は、自宅前の畑約4アールで「日光トウガラシ」や「鷹の爪」を栽培し、オリジナルブレンドの七味唐辛子を生産している。きっかけは3年前、自宅まで来ていた唐辛子の移動販売車が営業を中止したこと。「市販のものは辛さが足らず口に合わない。それなら自分で作ろうと思い立ちました」と話す。3月下旬に播種。5月初旬には畑に移植し、約半年で収穫する。「口に入るものなので農薬は使っていません。異物の混入などに気を付けて加工しています」と大森さん。栽培中は除草のため畝にロータリーをかけるだけだ。
〈写真:「トウガラシとミカンの皮で50%、残り5種類が50%の配合」と大森さん〉