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手持ちの部品で改良 田植機を除草や播種に【熊本県 2月2週号】

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 【熊本支局】「農薬を使わない栽培は除草が一番大変。これを作って楽になった」と話す南阿蘇村の上野則寛さん(67)。水田の除草の労力を軽減するため、乗用田植機を改良した除草機を活用している。上野さんは観光ブドウ園を経営するほか、水稲500アール(農薬不使用が100アール)、発酵粗飼料用稲100アール、ソバ60アール、コーヒーノキ10アールを栽培。大型農機具の修理やメンテナンス、農機具の改良も手掛ける。上野さんは乗用田植機に歩行用の除草回転部をアタッチメントとして取り付け、除草機として活用。さらに、背負動力散布機を取り付けて、除草剤散布やソバの播種などにも利用するという。

〈写真:改良した除草機と上野さん。地元で「上野鉄工所」と呼ばれるほど頼られている〉