今年も確定申告の受け付けがスタートする。2019年分の受け付けは、2月17日から3月16日までだ。個人経営をしている農家の場合、原則として1年間の所得を計算し、最寄りの税務署に提出する必要がある。確定申告には「白色申告」と「青色申告」があり、青色申告に取り組めば税制上の特典が受けられるほか、経営内容を数字で"見える化"し、合理化・効率化の検討にも役立てることができる。青色申告は収入保険制度の加入要件であり、青色申告の実績が1年分あれば加入できる。収入保険の加入を見据え、青色申告を始めた農家の声を紹介する。
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〈写真:香川県さぬき市で長谷ぶどう園を営む長谷真理さん。ノートに貼付した領収書を確認しながら会計ソフトに入力する〉