「お客さまとの会話を大事にし、竹の魅力を伝えていきたい」と話す宇都宮市宝木本町の株式会社ワカヤマファーム代表の若山太郎さん(51)は、経営する約24ヘクタールの竹林に散策路などを整備し、観光農園を営業する。タケノコの収穫や竹をふんだんに使った野遊びなどの体験を提供するほか、本年度から土日と祝日の夜間に園内をライトアップする「竹あかり」を始め、年間の来園者は4万~5万人となる見込みだ。国産タケノコをメンマに加工するプロジェクトも推進し、竹の魅力発信と産業としての振興に努力している。
(3面・暮らし)
〈写真:自園産タケノコの加工品も販売する。「散策後に買われていく方も多い」と若山さん〉