【鳥取支局】「水稲の代替作物としてエゴマは適している」と話すのは、南部町賀野地区の「あいみ富有の里地域振興協議会」の中井義宏さん(70)。同協議会では、遊休農地の活用を目的に2016年からエゴマ栽培を推奨、現在は同地区を中心に町内約120アールの農地で作付けされている。「高齢や兼業の農業者でも取り組みやすい作物に着目した」と中井さん。エゴマは栽培にかかる労力や経費が少なく、鳥獣害や病虫害を受けにくいという。また、水稲では重要になる水源確保の必要がない。
〈写真:えごま油は町の交流施設や東京のアンテナショップなどで販売〉