【石川支局】加賀市山中温泉大土町でエゴマを3アールで栽培するグループ「荏胡麻胡人衆」は、獣害対策と地域活性化を兼ねて、2013年に遊休地を活用してエゴマの栽培を始めた。エゴマはシソ科の一年草で、近年は健康食品として注目されている。また、エゴマの葉の独特の香りをイノシシが嫌い、野生獣の被害を受けにくく、山中温泉大土町の寒冷な気候で良質の実が取れるという。昨年11月には、同町の自然への感謝と地産地消、地域で育まれた調理法の研究を目的に、エゴマの実を使った料理を提供する「感謝祭」を開催し、大勢の人でにぎわった。
〈写真:「力を合わせてえごま料理の新メニューを考えます」と話すグループの代表・至當章さん(前列左端)とメンバー〉