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キクイモ加工品に全国から注文 耕作放棄地対策に一役【徳島県 1月4週号】

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 【徳島支局】キクイモを栽培する美馬市脇町の三笠桂司さん(67)は、キクイモの販路拡大のため、栽培農家を集め「徳島県美馬つるぎ地区キクイモ栽培加工消費研究会」を2012年に立ち上げた。会員が栽培したキクイモは、生食用のほか、チップスやパウダーに加工し、地元の産直市やイベントで販売。全国各地からの個人注文も多いという。キクイモは雑草や病害虫に強く、植えた後は手がかからない。高齢化の進む中山間地の耕作放棄地対策としても一役買っている。収穫期は11月末~3月ごろの農閑期で、収量は1株当たり1~2キロになるという。

〈写真:チップスとパウダーの商品を手に三笠さん〉