神奈川県藤沢市で施設トマト60アールを栽培する渋谷忠宏さん(63)・康宏さん(36)親子は、自主施工で鉄骨ハウスの軒高を約70センチ高めて240センチにしたことで、過湿の回避などハウス内環境の改善に効果を実感している。灰色かび病が抑制され、薬剤散布回数が減少。また、収穫などの作業もしやすくなった。支柱のかさ上げに使った資材費は10アール当たり100万円以下で、3人の施工で20アールを約1週間で終えた。
(9面・営農技術)
〈写真:支柱を切断してかさ上げした忠宏さん(右)と康宏さん。康宏さんが示す部分が長くなっている〉