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豚コレラワクチン接種へ 防疫指針改定へ検討を急ぐ(2面・総合)【2019年9月4週号】

 豚コレラの感染拡大を受け、農林水産省は20日、飼養豚へのワクチン接種を可能とする方針を決めた。予防的な措置で、現行の防疫指針を改定するとともに接種可能地域の設定など具体的なルール作りを急ぐ。昨年9月の発生から1年が過ぎても終息の見通しが立たない中、生産現場からは早期の実施を求める声が上がっていた。ワクチン接種は都道府県の判断となることから、今後は生産者をはじめ関係者の合意形成が不可欠で、風評被害の防止に向けた対策の徹底なども課題となる。また、仮にワクチンを接種しても抗体を得られないケースもある。豚コレラの撲滅へ引き続き国を挙げた防疫対策を強化・徹底する必要がある。

(2面・総合)