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特集:鳥獣害防止へ 捕獲とジビエを柱に対策拡充(8面・特集)【2019年9月4週号】

 農林水産省は、2020年度の農林水産関係予算概算要求で「鳥獣被害防止対策とジビエ利活用の推進」に19年度当初予算比で18億円増の122億円を計上した。捕獲活動をはじめ、先端技術を活用したスマート捕獲や侵入防止柵の整備などを強化するとともに、ジビエ(野生鳥獣肉)の利用拡大に向け、人材育成や捕獲から処理・加工段階の情報共有のためのシステム構築などを進める方針だ。近年の捕獲対策の強化などにより、野生鳥獣による農作物被害額は減少傾向にある。ただ、地域差が大きく、被害が深刻化している地域では、営農意欲の減退など大きな打撃を受けており、対策のさらなる強化は待ったなしの状況にある。政府の資料などから被害の状況や対策の現状・課題などを整理した。

(8面・特集)