【岡山支局】倉敷市のフジワラファームでは、西洋野菜を年間120~200種類ほど栽培し、限られた市場を開拓した。経営者の藤原稔司〈ふじわら・としじ〉さん(64)は、個性ある西洋野菜をどう料理に生かすか、食べ合わせや栄養学の面からも研究する。西洋野菜は大量に売れるものではなく、個性があり扱いが難しいため、珍しいから売れるわけでもない。市場が限られている中で、藤原さんは高級レストランなど複数と契約し、それぞれ要望に沿った野菜を提供する。
〈写真:「レストランの要望に応え、食べてくれる人がおいしいと思ってくれるように労は惜しまない」と藤原さん〉