国産の濃厚飼料として、イアコーン(外皮、芯を含むトウモロコシの雌穂)のサイレージが注目を集めている。農研機構では、圃場が限られる府県での普及を目指し、関係機関などと連携。野菜圃場で飼料用トウモロコシを栽培し、酪農家が雌穂を濃厚飼料に、野菜農家が茎葉を緑肥に利用する生産体系の構築を目指して技術開発を進めている。農研機構主催の現地検討会が7月25、26日に徳島県内で開かれ、関係機関や農家など約60人が参加。品種選定や緑肥効果、収穫用機械など研究の状況が報告された。
(9面・営農技術)
〈写真:専用の「スナッパヘッド」を装着した汎用収穫機で刈り取る〉