農薬や肥料を使わず、中山間地で固定種を中心に野菜約60品目2ヘクタールと水稲60アールを栽培している、合同会社「NICEFARM」代表社員の廣和仁〈ひろかずひと〉さん(38歳、富山県氷見市)は、農作業全体の省力化を徹底。土作りと生育初期の重点管理により、収穫期までの管理は見回りと設備の補修程度にまで軽減している。独立を視野に入れる社員3人をはじめ、後進の育成にも熱心で、自身も学んだ農業塾での講師も務める。
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〈写真:固定種のインゲンを植えたネットを管理する廣さん。「手間のかけどころは生育初期。多少の天候不順でも丈夫に育つ」〉