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豚コレラで防護柵支援 農水省が感染イノシシ拡大で追加対策(2面・総合)【2019年7月4週号】

 農林水産省は16日、豚コレラの拡大防止に向けた追加対策を発表した。感染拡大要因の一つである野生イノシシなど野生動物が、農場に近づかないよう防護柵の設置を支援する。中国などでまん延するアフリカ豚コレラ対策を兼ねる観点から、全国の農場を対象とし、関連予算として60億円を措置する。豚コレラをめぐっては昨年9月の発生以降、生産現場での飼養衛生管理基準の順守を基本に拡大防止対策が実施されてきた。ただ早期封じ込めに失敗し、感染イノシシの確認地域も徐々に拡大するなど事態の長期化が予想され、生産現場では焦燥感も広がる。政府は国内養豚を守る実効性ある対策を拡充・強化する必要がある。

(2面・総合)