和牛繁殖(経産牛33頭、育成牛7頭)と肥育(7頭)に取り組む京都府京丹後市丹後町の株式会社いちがお畜産(大江良樹代表=62歳)は、自給粗飼料と放牧を組み合わせ、コストを抑えながら効率的な経営を進めている。飼料はイタリアンとスーダンの二毛作を基本に、播種時期をずらして作業を分散。飼料用稲は鉄コーティング種子の直播で栽培する。放牧は、水田や山間地を活用して管理の手間を省き、飼料生産や牛舎での作業に労力を振り分けている。
(11面・営農技術)
〈写真:水田放牧の牛の状態を見る大江代表(左)と息子の健人さん〉