6月下旬から梅雨前線が西日本から東日本付近に停滞し、九州南部を中心に各地で豪雨に襲われた。特に鹿児島県や宮崎県などでは記録的な雨量を観測、土砂崩れや河川の氾濫などで人的・物的被害が発生した。農業分野では農地の浸水やのり面の崩壊、農業用ハウスへの土砂流入などの被害が確認されている。
さらに梅雨の末期を迎え、今後も断続的に降雨に見舞われる可能性がある。これまでの大雨で地盤が緩んでいる地域を中心に、引き続き土砂災害などに厳重な警戒が必要だ。
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〈写真:大量の土砂が流入した水田(鹿児島県鹿屋市串良町、7月4日、写真提供=NOSAI肝属)〉