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和牛遺伝資源流通の中間取りまとめ 記録・保管の義務化求める(2面・総合)【2019年7月1週号】

 農林水産省は6月26日、和牛遺伝資源の流通管理に関する検討会に、海外への流失防止に向けた中間取りまとめ案を示し、了承された。精液や受精卵の譲受・譲渡など流通履歴に関する記録・保管の義務化を求めたほか、生産や流通などの実態に応じた情報を定期的に国や都道府県が把握する仕組みの構築を提起した。和牛遺伝資源を知的財産的価値として保護する観点から、取引する際に、利用許諾条件を設定した契約(利用許諾契約)の締結を現場に普及・定着化させることを盛り込んだ。同省は中間取りまとめを受けて、家畜改良増殖法の改定も視野に具体的な検討に入る。

(2面・総合)