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圃場約34ヘクタールの95%が借地 分業体制が活路開く ―― 有限会社農園ビギン・新潟県小千谷市(1面)【2019年5月2週号】

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 水稲28ヘクタールを柱に露地野菜3.5ヘクタールやサツマイモ加工品の製造販売を手掛ける、新潟県小千谷市の有限会社農園ビギン(南雲信幸代表=62歳)では、「地域の農地をしっかり守る」を理念に、耕作依頼を受けた農地は基本的にすべて引き受けている。水利環境がよくない、3アール程度の小規模――といった圃場も含む約34ヘクタールは95%が借地だ。田んぼの水管理は地主に有償で委託するなど分業体制を確立、耕作放棄地を出さないよう、高齢農家とともに活動している。

(1面)

〈写真:播種3日目の水稲苗を敷地に並べる。4月下旬ともなると露地で順調に育つという〉